6月には青梅が店頭に並び、梅仕事をされる方も多いのではないでしょうか。私も梅干を漬けるのですが、副産物である「梅酢」を利用して作った自家製紅生姜にドはまりしてしまい、最近は梅干を作るためなのか紅生姜を作るためなのかわからないくらいです。
そんな自家製紅生姜、梅仕事は大変だけど手軽に作ってみたい!という方は必見です。
梅酢ってそもそも何?
梅酢は「酢」という文字を含んではいますが、いわゆる「お酢」とは異なり酢酸は入っておらず、主にクエン酸が豊富に含まれています。
梅と言うと梅干しをイメージされると思いますが、この梅干しを作る途中梅を塩漬けにした際に梅から出る液体のことを言います。いわば、梅干しを作るときに出来る副産物です。
現在はあまり一般的ではありませんが、昔は調味料として重宝されていました。
梅酢を使った自家製紅生姜が美味しい!
私は、これを水で薄めて氷を入れて頂いたり、スープにしてみたり、ドレッシングの酢と塩の代わりに使用したりするのですが、今回は一番のおすすめ、「自家製紅生姜」をご紹介します。
6月以降になると簡単に手に入る、新生姜と梅酢。材料はなんとたったこれだけなのです。紅生姜、食卓のわき役的ですが、無いと物足りない存在です。
刻んだ商品はスーパーでも売られていますが、原材料や産地を気にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人で、1度手作りしてからはできるだけ自分で作るようにしています。
≪作り方≫
① 保存用の瓶は煮沸消毒しておく
② 生姜は水洗いをし、ペーパーなどで水気をよくふき取っておく
③ 保存用の瓶に生姜と浸るくらいの梅酢を入れる
④ 1週間漬け込めば完成
市販の紅生姜と比べると薄い桜色です。優しい色味ですが、味はしっかり紅生姜です。
薄くスライスしてから漬け込むと漬け込み時間が短く完成しますが、私は今回丸ごと漬け込みましたので10日ほどで完成です。
しっかり煮沸消毒した容器で冷蔵保存していれば1年間は保存可能です。(我が家は1年持たずに食べきってしまいますが)
五目ごはんや牛丼などのお供に欠かせない名脇役ですね。天然の赤しその色素で柔らかいピンクに染まった自家製紅生姜、ぜひお試しください。