こんにちは、石綿めぐみです。
日本でもクリスマスを祝う文化がすっかり定着していますが、”クリスマスの香り”と聞
いて、どのような香りをイメージしますか?
ヨーロッパではクリスマスの香りといえば、スパイス=香りのハーブ”クローブ ”です!
クローブ?と思われたあなたもきっと一度はかいだことのあるはず、歯医者さん(歯科ク
リニック)のあの独特な香りです^^;
クリスマスの香りハーブ、クローブの効能
クローブ(Clove bud) 和名:丁字(ちょうじ)植物は、釘の形に似ている開花前の
つぼみを摘んで乾燥させたもので、3000 年前からアーユルヴェーダや中医学でも薬草
ハーブ(生薬)として使われています。
主な効能として、抗菌、殺菌消毒、鎮痛、炎症などの作用に優れており、身近には歯の
症状(歯痛や歯肉炎など)の緩和、歯磨き粉やブレスケア用品によく使われています。
※クローブは妊婦、授乳中の方やお子様には刺激が強く注意が必要なハーブ&アロマ精油です。
そしてクローブは肉体面への効能が期待されるだけではなく、ヨーロッパでは
冬クリスマス時期に絶対欠かせない伝統的な『魔除けお守り』でもあります!
ヨーロッパでは魔除けお守りのハーブ?
クローブは、8世紀頃にヨーロッパへ 香辛料 スパイス として伝わりました。
冬の季節になるとウィルス菌などによる”流行病”が蔓延していた当時のヨーロッパ
では、流行病とは、悪いエネルギー(邪気)魔物に取り憑かれてなる病だと信じられ
ていました。
香辛料スパイスハーブの調味料として家庭料理でもクローブを使うようになってから、
流行病の症状が改善したり予防にも効果があったことから、それ以来クローブは『魔除けお守り』として魔の悪いエネルギー(邪気)から守ってくれる!追い払ってくれる!とヨーロッパ中で親しまれるようになったようです。
スピリチュアルな効能として、悪いエネルギーやネガティブなエネルギーからのプロテクション=防御、住まいのプロテクションとエネルギー浄化作用があるとされています。
私がヨーロッパで見つけたクローブを使った魔除けお守りアイテムはこちら!
すでにご存知の方もいらしゃるかも?クローブにシナモンスティック、オレンジを使った”ポマンダー”と呼ばれるポプリは可愛い天然の芳香剤にもなる魔除け守り。
クリスマスツリーやクリスマスリースの飾り、玄関先などヨーロッパの至る所ところで見かけます。
”モルドワインMulled wine”(またはグリューワインGluhweinとも呼ばれています)は、飲んで味わうタイプの魔除けお守り。
赤ワインの中にクローブ、シナモン、ナツメグ、オレンジ、砂糖、生姜などを入れて煮込んだもの。
地方によりレシピは違いますが、必ずクローブは入っています。
材料さえ揃えばあとは一緒に煮込むだけでとても簡単!
ハーブの香りが豊かでフルーティーで飲みやすく、 寒い冬に身体の芯からポカポカ暖まります。
写真は、まるで魔女のキッチンみたいな、ハンガリー(ブダペスト)のモルドワイン屋台。
数種類のモルドワイン鍋も可愛いかったです。
この時期限定ヨーロッパ各地では、クリスマスマーケットと呼ばれるクリスマスにまつわ
るアイテムを販売している屋台がでます。
モルドワインを飲んだりクリスマスの飾りやポマンダー、クローブ入りのお菓子などが沢山!
クローブが色々なタイプにアレンジされた魔除けお守りに出会える素敵なマーケット。
写真は、チェコ共和国(プラハ)の大聖堂広場にクリスマスマーケット。
歩いているだけでもクローブの香りがして守られている感がありました。
この冬はお好みのスタイルで暮らしの中にクローブの香りを取り入れたり、美味しく味わえば、きっとヨーロッパのナチュラルなハーブの”魔除けお守り”パワーで、風邪やウィルス菌もネガティブエネルギーも寄せつけなくなるかも!是非お試しください^^
石綿めぐみ
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