コロナの風に吹かれて。あたらしい人生の種を蒔こう

こんにちは。ヒーラーのShioriです。

突然ですが、私、コロナで仕事がなくなりました。

ヴィーガンパティシエとして勤めていたお店が一旦休業になったんです。

最初は書くつもり全くなかったんですけど、生活が一変して、とってもオーガニックな気づきがあったので記事にしたいって思いました。

わかりにくい定義かもしれないんですが、私にとってオーガニックは癒しであり、いのちが輝くことです。

平たく言うと「自分らしく生きる」とか「その人本来の輝きを引き出す」とかそんな言葉です。

コロナのいろんなニュースや社会の変化は「自分らしく生きる」そのスタートを知らせる鐘の音かもしれないなぁ、なんて感じています。

コロナが運んでくれた自分らしく生きるためのギフトのこと、皆さんにシェアできたら嬉しいです。

「あ、３日後から仕事ないや」

緊急事態宣言の翌日、社内ミーティングがありました。

私はもともと社員だったのですが、最近はアルバイトでパートタイム勤務のため社内ミーティングには基本的に参加していませんでした。

でも、この時ばかりは呼ばれました。

うん、嫌な予感しかしないw

案の定、アルバイトは全員雇えなくなったとのことでした。

こんな感じで「あ、3日後から仕事ないや」となりました。

最初は、ちょっとセンチメンタルな気分と時代の転換期を味わうドキドキが入り混じっていました。

こういう社会情勢なので予想はしてたというか、覚悟もあったのであまりネガティブになることはありませんでした。

パティシエの仕事はパートタイムといえど、けっこう時間を使っていたので時間が急に手に入りました。

これが私に大切なことを教えてくれました。

ガラリと変わった生活

パティシエの仕事がなくなったことで私の生活は大きく変わりました。

一番変わったのは朝の過ごし方です。

パティシエの仕事は８時から。７時には家を出ます。

朝が苦手な私はギリギリまで寝てました。

顔洗って着替えて、本当に最低限のことだけしてお店に向かっていました。

15分前に起きれる時、20分前に起きれる時でやることが少し違って、起きれた時間によって決められたパッケージをこなす感じでした。

今日は15分パッケージ、今日は20分パッケージと起きれた時間で自動的に決まりました。機械的な感じです。

それが、出勤しなくなって朝起きる時間は８時とか９時になりました。

起きたら朝、布団の中でその時に一番したいことを考えます。

だいたいお水が飲みたかったりトイレに行きたかったりなんですけど、その後はのんびりしてストレッチや深呼吸、瞑想をしたくなることが多いです。

こうやってゆるゆる時間が経つのが幸せに感じます。

パティシエはもちろん好きな仕事だし、選んでやってきたことです。

それでも昔の生活は自分の感覚と実際にやっていることがズレてしまうことがあって、それが予想以上だったと気がつきました。

そして、その影響も思った以上でした。

そんなことがきっかけで、自分の感覚や心の奥の声に耳を澄まそうとする意識が高まりました。

「わたしと話す」その大切さ

忙しい日々の中でも自分との対話は大切にしてきたつもりでした。

それが人生を自分らしい方向に導くのだと確信があったし、クライアントさんにもお伝えしてきました。

でも改めて、朝から自分の感じるままに行動してきて思うことがあります。

私はもっと自分に話を聞いて欲しかったんだということです。

今朝、散歩から帰ってきて瞑想していた時のことでした。

「もっとじんわりする時間を大切にしたい」と心の奥から聞こえてきました。

じんわりする時間って私が私を味わう時間です。

食べたいものとか飲みたいものとか明確に答えがあることだけを聞くんじゃなくて、今、どんな状態か体や心に耳を澄ます時間です。

「もっと話を聴いて欲しかったんだなぁ」「気がつかない間に無視してたな」とわかった時、気がついていなかった悲しみや大切にされていない感覚、落ち込む気持ちがふわりと心の奥の方から湧いてきてきました。

「ごめんね。聴いてあげてなかったね。」

そう思ったら、なんだか涙が滲むのでした。

自分のこと大切にしてあげたくなって

「もっと、わたしと話をしよう」

って心から思いました。

今だから聴こえることがある

私が気がついた自分の本音は今まで

「朝の支度はこんなもん」

「仕事行かないといけないし」

「忙しいから」

とかそういう真っ当で当たり前な「やらなきゃいけないこと」や「自分の中の常識」にかき消されてしまっていたものでした。

思い込みとも言います。

いちいち聞いてる時間も余裕もない、といった感じでしょうか。

ルーティン化されて、ちょっと無感覚でもありました。

でも、常識や当たり前が大きく揺らいでいる今です。

例えば「学校は行くもの」「会社は行くもの」は崩れ去りました。

また「直接顔を見てお伝えすることは誠実で安心できる好印象」から「感染予防のためにはオンラインやメッセージの方が気遣いがある」に変わりました。

変わった「当たり前なこと」は沢山ありますよね。

以前と変わったことを探そうと思えばいくらでも見つかってしまうのではないでしょうか。

そんな社会だからこそ、今まで常識や思い込みがブラインドになって聞こえなかった本音を聴くチャンスだと思いませんか？

きっと、様々な変化の中で今だから聞こえてきている本音が誰にでもあるのだと思います。

本音のメッセージはなに？

その本音は綺麗なことばっかりじゃないかもしれません。

「これからが不安だ」って心細くなっているかもしれないし「もっと自分のこと大切にしてよ！」って悲しくて泣いているかもしれません。孤独感とか憂鬱さとかが湧いてきている人もいるでしょうか。

「こんなに頑張ったんだから認めてー！見て！見て！」って無邪気な声かもしれないですね。

それぞれにその本音が伝えたいメッセージがあるはずです。

私は

「もっと自分を味わう時間を作って欲しい」

「それで、もっとやりたいことやって欲しい」

「人生は自由だよ」

というメッセージでした。

社会や生活が大きく動く中で、最近感じていることはなんですか？

そのメッセージはなんでしょうか？

あたらしい人生の種

この社会の激動は、今までの常識や当たり前を吹き飛ばす風でした。

こうやって社会が変わるといろんなことがありますよね。

大変なことも、もちろん沢山あります。

でも、代わりに自由度は増しました。

私みたいに今まで当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなって、自分の思い込みから自由になった人もいるでしょう。

社会全体でも今まで常識に縛られてできなかったことができる方向に一気に動きました。

例えばテレワークはその代表です。

通勤に使っていた時間と体力から自由になったし、一人で作業するのは意外と楽だという話も聞きます。

また、オンライン飲み会では、距離を超えての再会や新しい出会いの場となっているようです。

その変化の影響は社会で生きる以上、誰もが一定数受けているものです。

私たちは常識が崩れていく社会の中で、今まで常識のブラインドになってきた本音を聴くチャンスを得ています。

そしてその本音のメッセージは今まで常識や自分の思い込みに縛られて湧かなかった自由な発想や蓋をしていた素直さを持っています。

自由な発想や素直さは、その人を輝かせるエッセンスです。

その人のオリジナリティにつながるからです。

それはきっと、あたらしい時代に合ったあたらしい人生の種になります。

心が導くあたらしい私

これからは「本当はこんな風に生きてみたい」その気持ちのままに生きられる社会にどんどん変わっていきます。

今までの常識、思い込みを吹き飛ばして、純粋に何がしたいかで生きていけるのです。

コロナの風に吹かれてその種を見つけたら、あたらしくて本当の自分の人生を始める時なのかもしれません。

今まで常識にかき消されてしまっていた素直な本音と自由な発想を形にする人生です。

あたらしい人生の種を見つけて、種まきしませんか？

♥ My Bookmarkに追加