こんにちは。ヒーラー・ヴィーガンパティシエのShioriです。
「あなただからできるよね」って言われる自分らしい人生を描きたいと思ったことはありますか?
私は中学生くらいからその想いを持っていました。自分になんの取り柄もない気がしましたが、その気持ちは人一倍強かった気がします。
大学生・大学院生になって進路を考え始めたころ、自分のことがよくわからなかった私が選んだのは暮らすように旅するノマド生活でした。
自然を感じられる場所を選んだ旅で出会った、自分らしく生きる人たちが教えてくれた心地いい生き方について書いてみようと思います。
そこには飾らない、無理しない、自然に笑顔になれるオーガニックな生き方がありました。彼らから学ぶ心地いい生き方のエッセンスを振り返ります。
自分の心に素直
オーガニックな生き方ってなんぞや、って感じですよね。明確な定義があるわけでもないのですが「自然体で、楽しそうでいいなぁ」と感じさせる人たちが送る自分らしい生き方を勝手にオーガニックな生き方と呼んでいます。
アメリカでの生活で印象に残っているのはオーガニックファームでのファームステイです。
滞在したのは家族経営の小さなオーガニックファームでした。20代で自分の農場を持つことを決めた明るい女性が始めたファームでした。
カリフラワー、ブロッコリー、きゅうり、ズッキーニ、にんじん、ニンニクお馴染みの野菜から当時日本では珍しかったコロラビやケールも育てていました。ラズベリーやブルーベリーも育てていて、数は少ないですが卵も出荷していました。卵の殻が淡いブルーで綺麗だったのを覚えています。
朝ごはんはお庭の摘みたてラズベリー、ランチは収穫したての野菜という贅沢な生活でした。
ある日、私は彼女に「なんで農家になろうと思ったの?」と尋ねました。
彼女の理由は「好きだから、やりたいから」というシンプルなものでした。
なんだか羨ましく思いました。私は自分の本音ってよくわからなくて、人目が気になってしまうタイプだったからです。「そんなにシンプルに行動できたらいいだろうなぁ」と感じました。
人生に正解はないですよね。だから周りがなんといっても納得できる答えを持っているのは自分だけ、やりたいことを知っているのは自分の素直な本音だけです。
ガーデンのある生活
アメリカではそのファームの他にも、シュタイナー学校の校長先生のお宅でのホームステイをしました。
彼女はガーデンを持っていました。
大体3畳くらいで、ハーブや野菜を育てていました。そのほかの家でもガーデンがあることが多く、夏はたくさん収穫して、サルサやトマトソースなど冬のために備蓄している家が多かったです。どの家も自家製サルサは定番でその家庭の味がありました。
アメリカに行く前、東京の学校に通っていた私は自然のリズムとは違うリズムで土に触れることなく生活していました。なんだか切り離されてしまった雰囲気でした。
だから土が身近にあって、植物の成長や種が花になってまた土に帰るまでの自然の営みの近くにいることは癒しそのものでした。忘れてしまった自然のリズム、ありのままの自分を思い出せるような気がしたのです。
本来の人間のリズムを思い出す時間が私たちを心地良くしてくれることを知りました。
やりたいことが真ん中にある
自分たちの食べる野菜は半分以上自分たちで育てている人の家に滞在しました。4歳と2歳の女の子のいる家族でした。
家族でよく話し合っていろんなことを決めている人たちで、子どもとの関わりから家事での役割まで家族ってこんなにコミュニケーションとるのか!と思うくらいでした。
お母さんが週に何回か勤めに出て、お父さんは家で家事をしながら野菜を育てると決めたんだそうです。子どもたちはホームスクールでした。
自分たちのやりたいことを話し合いながらやりたいようにする、コミュニケーションがちゃんとある日常生活は安心感がありました。
周りがどうするかとか一般常識とかそういったものはあまり関係がなくて、自分たちがどうしたいかがいつも真ん中にありました。
家はセルフビルド、食卓に並ぶもの手作りが多くて、ピーナツバター、ジャム、バター、ヨーグルト、酵母…全部自家製でした。どれも、自分たちがやりたいからやっていることでした。
旅をしていて、どこにも定住する気がなかった私が、いつかどこかで定住したいと思ったのは彼らの影響が大きかったような気がします。やりたいことが真ん中にあってできる生活だったら飽きないだろうなぁと思ったんです。
素直で自由な感性
私が旅の中で出会った、飾らない、無理しない、自然に笑顔になれるオーガニックな生き方してるなぁと思う人の共通点は素直さにありました。
今の自分がどう感じるか、何が好きで何が嫌か、ちゃんと知っていたらその素直で自由な感性が「あなたにしかできないよね」って言われるような人生をつくるのだと思います。
自分らしく生きていきたい、飾らない心地いい自分でいたい
と思う人は素直さに重点を置いてみてはいかがでしょうか。
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