こんにちは、自然療法スペシャリスト 石綿エスコーシアめぐみ です。
ハーブ(薬草)は私たちの周りで親しみやすくなってきていますが、実際のところ
たくさんの種類のあるハーブの中から、どれを選んでどんな時に試していいのかわからない、、、という声も聞きます。
そこで今回ファーストエイド応急処置で、最も活躍する(頻度が多い)「カレンデュラ」というハーブについてご紹介します^^
誰しも知っているあの花がカレンデュラ!
キンセンカ/マリーゴールド/Calendula officinalis
カレンデュラ?と聞き馴れない名前に知らない植物だと思われがちですが、
実はよくみかけるガーデニングフラワーとしても大人気の黄色い/オレンジ色の
小さく愛らしい花”ポットマリーゴールド”のことです!
(注:アフリカンマリーゴールド*センジュギクと類似していますが異ります)
カレンデュラは、布生地やチーズなどを染色する花であり、西洋では太陽=神と考えられ太陽に似ているカレンデュラの花の部分は、邪気から身を守ってくれるプロテクションパワー(守護力)があると信じられており花輪を玄関先に吊るす風習もあります。
メディカルハーブ(生薬)としては、11世紀前からも人々を癒してきた歴史のあるハーブです。
昨今では食用植物エディブルフラワー(食べられるお花)としてレストランやカフェでも食材としてスープやサラダなどに添えられ美しく華やかだと人気が高く、また花びらを煮出したり浮かばせてハーブティーとしても飲まれています。
(私個人の感想ですと、少し苦みがありますがスッキリとした菊ににたような味がします。)
お家で出来るカレンデュラの使用法と注意点。
そんなカレンデュラが活躍するのが ”お肌や粘膜のトラブル”
例えば、乾燥や炎症などの症状は私たちの肌に現れやすい症状のひとつですが
カレンデュラには、抗菌、消炎、皮膚の保護&再生を促す作用などがあり、抗酸化作用があるルチン、リコピン、ベータカロテン、ケルシチン、ルテインなども含まれています。
家庭で出来る応急処置としては・・・
・火傷や日焼けした肌、あかぎれやひび割れしている肌、敏感肌に◎
・赤ちゃんの肌、おむつかぶれ、湿疹に◎
・口腔や歯茎のトラブル、出血/炎症/痛みに◎
・口内炎ヘルペスにも◎
・切り傷、擦り傷などの傷口の消毒として◎
チンキ液(アルコール成分を含む)またはオイルは、特に外用として肌や粘膜への消毒液や口内マウスウォッシュのように使用したりする他、スキンケアのプロダクトに配合されていたりしています。
ただし、肌や粘膜のケアでも炎症がひどく膿がたまっている状態だったりするとカレンデュラを塗らずにその部分を自然乾燥させた方がいい場合もありますので、症状の改善がみられないときには速やかにかかりつけ医に相談されるようにしましょう。
また、自然療法のトリートメントケアでは肌や粘膜以外に消化器系の症状などでもカレンデュラを生薬レメディとして飲用することもありますが、ファーストエイド応急処置では判断が難しいこともあるので家庭では肌や粘膜へのナチュラルな対処法ハーブとしておすすめいたします。
※アルコール成分を含むタイプには使用時に注意が必要です。またファーストエイド応急処置以外で自然療法としてのカレンデュラには、様々な身体への働きが期待出来ますが療法の場合は摂取量や頻度等も個人で異なりますので、自然療法専門家にかかられることをおすすめいたします。
いざという時も安心、応急処置のヒーリングハーブ!
ヨーロッパや中南米では、ハーブ専門店だけでなくほとんどのスーパーマーケットにも生でも乾燥でもカレンデュラが手に入るほど身近な存在です。
ガーデニング用としてプランターや小さな鉢植えでもご家庭で育てやすいですし
鑑賞用としてもカレンデュラの花に癒され、いざという時にノンケミカルで安心して応急処置できるヒーリングハーブのひとつとして
ちょっとした擦り傷や切り傷、季節の変わり目などでお肌や鼻や喉の粘膜が乾燥・炎症気味になったときなどにカレンデュラを食したり、飲んだり、成分配合の製品を選んで早めにご家庭でケアをすることができます。
簡単に生活の中に取り入れやすいお家でハーブケアを是非お試しください^^
自然療法スペシャリスト
石綿エスコーシア めぐみ
注意点: 妊娠中や授乳中の方、処方薬を服用中の方はカレンデュラ含めその他薬草ハーブは自己判断で使用せずに、かかりつけ医に相談してからにしましょう。クリームやオイルは肌へのパッチテストをして赤みや腫れ等の肌異常がないか確認してから使用するようにしましょう。
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