こんにちは、自然療法スペシャリストの石綿めぐみです。
もうすでに春の到来をくしゃみ、鼻水、痒みや腫れなど ”花粉症の症状”で感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。。。
厚生省の報告では、なんと日本国内の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患を患っているとのこと!!
今後もさらに増加していく傾向と予想されています><
通常は害のない物質なのに攻撃してしまうアレルギー反応・・・
アレルギー反応とは、私たちの体を守る為に働いてくれる免疫が過剰に反応して私たちの体を傷つけてしまう現象です。
私たちの免疫機能は、心身にストレスがあったり、偏食気味や睡眠不足、胃腸の不調、肝臓の機能低下、または妊娠など身体の変化によっても前触れなくアレルギー反応を起こすこともあります。
(明日は我が身・・・今はアレルギーがなくともいつ現れるかわかりませんね。)
アレルギー反応を起こす原因となる物質(アレルゲン/抗原)の多くはタンパク質で、食べ物、ダニ、カビ、ハウスダスト、動物の毛や皮屑、花粉、薬品、天然ゴムなどがあります。
アレルギー反応の対策として、原因となる物質を避けるとはもちろんですが普段の生活で花粉やハウスダストなど避けることが難しい場合は、薬で症状を抑える処置が一般的には行われます。
ただ処方されるアレルギー症状への薬(抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬)には眠気、だるさ、めまい、腹痛など副作用が出やすいことや、体質的に薬が合わない方や薬に頼りたくないと思われていらっしゃる方も多いかと思います。
そこで、辛いアレルギー症状や炎症に◎ノンケミカルのナチュラルな抗ヒスタミン剤として今や米国やヨーロッパでは定着している栄養素をご紹介します^^
”自然界の抗ヒスタミン剤”と呼ばれている注目の食物栄養素!
「ケセルチン」「ブロメライン」あまり耳にしない名前かもしれませんが、実は自然にアレルギー症状や炎症を軽減させる栄養素であり身近な食材にも含まれているんです!
ケルセチン(Quercetin)
ケセルチンは、タマネギや小豆など豆科の植物に多く含まれるフラボノイドの一つ。
ケセルチンを多く含む食べもの:タマネギ(特に赤紫色)、リンゴ、シソ、ブロッコリー、モロヘイヤ、煎茶など
抗酸化作用、血行を良くし、目やのど鼻などの粘膜を保護し抗炎症として働きかけます。ケセルチンがアレルギー症状の緩和になる理由の一つとして、免疫細胞のヒスタミンの過剰な生産を阻止する働きをしてくれることです。
アレルギーに有効に働きがけるようケセルチンを摂取する場合は、かなりの量を食べないとならないのでサプリメントで摂取することが一般的とされています。
※甲状腺機能亢進症の方や処方薬などによってはケセルチンのサプリメント併用NGの場合もあるため事前に必ずかかりつけ医や薬剤師へ相談するようにしましょう。
ブロメライン(Bromelain)
ケセルチンの吸収を高めてくれるブロメラインは、消化管をサポートする酵素のひとつ。
ブロメラインが多く含まれる食べ物:パイナップル
ブロメラインは強力なタンパク質分解酵素で、食肉を柔らかくする効果もあることから料理にも使われていたり、私たちの胃腸の消化機能の働きをサポートしてくれます。また、炎症の腫れや痛みを和らげる抗炎症作用もあり、咳や痰止め、気管支へ働きがけて呼吸をしやすくしてくれます。
ただし、ブロメラインは60℃以上に加熱すると酵素の働きが失われてしまうのでパイナップルは生のまま食することがおすすめです。
※パイナップルにアレルギーをお持ちの方はNG摂取を控えましょう。
この2つの食物栄養素は、身近に手に入りやすい食材に含まれているので日々の免疫サポートとして日常の食生活にも取り入れやすいですね!
アレルギー症状が出ていなくともストレスや偏食、睡眠不足、風邪を引きやすい、なかなか治りにくい炎症症状などがある方は、免疫機能のサポートとしておすすめです。
無理なくできるオーガニックでナチュラルな体調や体質改善の選択として、是非自然療法やナチュラルなヒーリング方法をお試しください^^
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ
※急なアレルギーの強い症状(アナフィラキシーショック)が現れた時には速やかに救急車を手配するなど医療機関へ連絡をし対応を仰ぎましょう。慢性的な症状やセルフケアでも改善がみられないときは自然療法専門家やセラピストにも相談しベストなトリートメントケアを受けられることをおすすめいたします。
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