こんにちは、ももゆいです。
今回は、髪の毛を洗う“シャンプー”のお話。
オーガニックシャンプーと聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
髪によい
地肌にやさしい
自然にやさしい
・・・など、とてもよいイメージがありますよね。私もです。
「良くない成分は入っていない」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。
実は、オーガニックシャンプーにもほぼ界面活性剤が使われています。
むしろ入っていないものを探すほうが難しいのが現状なのです。
自然派をうたう有名メーカーでも、完全に界面活性剤ナシでシャンプーを作るのは難しいようなんです。もちろん、市販のお手頃価格なシャンプーの大部分よりはマシだけれども。
オーガニックだから
ノンシリコンだから
そんなフレーズをみて、なんとなく手を伸ばしてはいませんか?
それって少し怖いことだなと思ったんです。
一生付き合っていく自分の肌、髪に触れるシャンプー。
どんな成分が含まれているのかよく知り、正しい知識と興味を持って選んでいきたいものですね。
ナリン ハーブオイル33+7 シャンプー&コンディショナーを使ってみた!
今回使ってみたのはこちら
「ナリン ハーブオイル33+7 シャンプー&コンディショナー」です。
肌に塗れるブレンドアロマオイル『ハーブオイル33+7』をベースとする、スカルプケアに特化したスイス生まれのノンシリコンシャンプー。
スイスの修道院に中世から伝わるハーブレシピをもとに33種類の精油と7種類のハーブエキス、計40種類ものアロマが凝縮されており、ストレスケアなどリラックス効果も期待できそうです。
スリムでシンプルなボトルもかわいい。
蓋の開け方が独特です。くるくる回すタイプ。
※nahrin(ナリン)は1954年に誕生した、スイス国内でブランド認知度70%以上を誇り、全世界25カ国以上で展開される、名実ともにスイスを代表するナチュラルコスメ/ウェルネスブランドで天然原料にこだわったアロマオイル、コスメ、フードを販売しています。
1ヶ月ほど使ってみたので使用感を書いてみますね!
まずはシャンプー
トロミのついたテクスチャで無色透明。
こっくりしっかりとした触り心地です。
ノンシリコンにしては少量でも比較的泡立ちました。
濃密な泡ではなく、しゃわしゃわ〜っとした馴染むような泡で、ナチュラルな印象に好感が持てます。
洗い始めるとユーカリやミントのスッキリした香りが広がり、癒やしのひととき・・・
洗い流しながらまず感じるのは素髪感
そして地肌の素肌感
キュキュっとした洗い上がり。すっきり!
せっけんシャンプーとか使ったことありますか?
あの感覚に近いです!
この時点でさらさら感はナシ。きゅっきゅ。
続きまして、コンディショナー
プリッとした見た目。不透明な白色。
触れるとやわらかな質感。
つけてみると、溶けるように染み込む!!
軽いつけ心地です。
たくさんつけても重くならない。
乾かしてみた♪
乾かしてみても、素髪感・素肌感は持続していました。
髪がふわっと軽い立ち上がり。ここへきてサラッサラ。
余分な汚れや油がきれいさっぱり洗い流されて、健やかに保たれているような印象です。
香りについて
さわやかでいて濃厚な精油由来の香りはとても好みでした!
体感として、香りの持続力はほぼゼロ。
洗っているときはさわやかなハーブの香りに包まれますが、翌朝は感じられません。(感じ方は人それぞれなので個人差はあるかも)
ちなみにナリンのページに書いてある“オレンジやレモンなどの柑橘系のほのかに甘い香り”は私はあまり感じにくかったです。
なんでも40種類のハーブから心に残った香りが「今、あなたが欲している香り」らしく、今のコンディションを知るバロメーターになるかも?
ハーブオイル33+7 ハーブリスト
<精油>
ユーカリ / オレンジ / ペパーミント / スペアミント / ラベンダー / レモン / パイン / マウンテンパイン / ローズマリー / バニラ / ミルラ / スターアニス / シナモン / カユプテ / クローブ / シトロネラ / フェンネル / ジュニパー / レモンバーム / ナツメグ / セージ / タイム / クミン / バジル / ベルガモット / カルダモン / マンダリン / クローブリーフ / ローズウッド / セロリ / ツーヤ / カモミール / セントジョーンズワート
<エキス>
ヨモギ / オタネニンジン(高麗人参) / ペパーミント / アロエベラ / マリーゴールド(カレンデュラ) / ブッチャーズブルーム / サンフラワー
気になる成分
“使用感と成分の良し悪しは、全く比例しない”のがシャンプーの世界。
だからこそ、気になった成分はひとつひとつ調べてみています!
ハーブオイル33+7 シャンプーの成分についても少し見てみましょう。
※詳しい成分一覧は商品ページをどうぞ!
特徴として下記のようなことがうたわていました。
– ノンシリコン
– ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム不使用
– パラベンフリー などなど
ノンシリコン
軽い洗い上がり、頭皮に残りにくい、環境に優しいというようなメリットがあり、オーガニックやナチュラル派シャンプーでは増えていますよね。
ただ、デメリットもあります。
きしみやすかったり、カラーリングが抜けやすかったり、ドライヤーの熱に弱くなったりするようです。シリコンってバリアのような役割をしてるんですね。
使ったことある方、なんとなく心当たりありませんか?
ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム不使用
代表的な強い洗浄成分ですね。
ラウリル硫酸Naのほうはとても分子が小さく、とくに避けたほうがよいと聞きます。
ナリンの主な洗浄成分「ココアルキル硫酸Na」も立派な界面活性剤です。
ラウレス硫酸ナトリウムなどと同じく「硫酸塩系シャンプー」というくくりで呼ばれており、洗浄力が強いため髪や頭皮の水分油分を奪いすぎてしまう恐れが。
(※硫酸塩系洗浄剤以外にもアミノ酸系洗浄剤、ベタイン系洗浄剤、グルコシド系洗浄剤、たんぱく質系洗浄剤など様々な洗浄剤がありますよ)
シリコンなど以上に洗浄成分選びは重要です。
パラベンフリー
防腐剤ですね。
入っていないと腐敗したり、カビたりしてしまいます。
手作り化粧水が長くとも2週間くらいで使い切らないといけないのはそのためですね。(防腐にエタノール使用すれば別)
化粧品の成分って微生物が好むんです。
ナリンも腐らないので、パラベン以外の防腐剤が使われているわけですね。
デヒドロ酢酸やソルビン酸などいくつか入っていました。
パラベンが有名なので、パラベンフリーという売り文句をよく見かけますが、防腐剤として配合されるのが別の成分に変わるだけ。パラベンより強いものだったり、配合量が増えることも。
※ちなみに防腐剤フリーは防腐剤を使わず防腐効果が上げる為にアルコールやエタノール、BG、グリセリンなど防腐効果は弱いですが抗菌作用のあるものを使っていたりします。
総評!
オーガニックといえど、ナリン ハーブオイル33+7の洗浄力は強いです。
なので乾燥しやすい方や肌の弱い方にはあまりおすすめしません。
私はわりと油分が多いほうで、夕方べっとりと重くなりやすいのですが、それが少し改善しました!
頭皮や髪のぬめつきもよくなり健やかに保てており、パラパラっと流れる髪ながらもまとまりがあり、扱いやすくなり快適です。
アロマオイル好きなので、さわやかで上質な精油の香りはとてもやすらぎます。
地熱・太陽光エネルギーのみを使用し、CO2排出量ゼロを実現しているなど環境を守りたいというナリンの信念にはとても共感するので貢献したい気持ちになりました!
私のようにしっとりオイリーになりやすいが、さっぱりな仕上がりが好きなひとで、アロマ感が好きで、少しでも環境保全に貢献したいというような方にはおすすめできると感じます!
っというのが、総評という名の個人的感想でした♪笑
伝えたいこと
オーガニックなのに悪いとか、界面活性剤やら防腐剤が入っているからダメだとか言いたいわけじゃないんです。
ただ私には、盲目的に「良い!」と何かを紹介することはどうしてもできません。
どんなものが知ったうえで自分なりの基準を持って選んでいくことが大切だと感じているので、本当に自分が必要なものを選びたい人にとって、少しでも判断材料になったり、考えるきっかけになればと思い、できる限りフラットに近い気持ちで書いてみました。
万能なものは、そうそうないですもんね。
自分の性質をよく知り好みや悩みにあったチョイス、デメリットを補うヘアケア・・・
そうやって慎重に選んだ上で、丁寧に乾かしたりブラッシングしたり、日々心をこめて自分の髪の毛と向き合っていきたいものです。
ちなみにこのサイト見つけてちょっと気になっていたり。
専門家が日本一正しくシャンプーを評価・格付けするサイトなのだそう。
中立の立場からシャンプーを評価・解析されており、商品販売・アフィリエイトバナーへの誘導などは一切していないところにも安心感があります。
まだ準備中のところもあるようですが、これからが楽しみな頼もしいサイトですよね♪
こんな風にこの記事を書くため調べていて知ることができたこともあり、感謝の思いでシェアしています。興味を持って、日々勉強ですね。
知ったこと、わかったこと、これからも惜しみなくお伝えしていきますね!
できるだけ真実が正しく伝わるよう撮った写真も交えて!
最後までお読みいただきありがとうございました!
♥ 追加