こんにちは。
北欧美容研究家、佐藤ニーフェラ史枝です。
7月になり、これから本格的な”真夏”に突入しますね。
日焼け対策は万全ですか
2019年、これから日焼け止めを購入されていない方がいたら今からでも遅くありません!
是非、今回お伝えする情報をもとに安心・安全な”日焼け止め”を選んでみてくださいね。
実は男性こそ気を付けるべき。“日焼け止め”の選び方
2017年5月北欧デンマーク・首都コペンハーゲンにある「Rigshospitalet(デンマーク国立病院内)国際センターEdmarc」から大変衝撃的な研究結果が発表されました。
それは、一般的な日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」によって、男性の精子が減少することが確認されたのです。
これまでも世界では、動物による実験結果で「紫外線吸収剤」が“環境ホルモン*”につながり、”内分泌かく乱化学物質”としてホルモンに影響をあたえると指摘されてきました。
今回の調査結果における新事実は以下3点。
(1)ごく少量の紫外線吸収剤が複数配合された日焼け止めでも、皮膚から血中に取り込まれ、精子にマイナスの影響を与える。
…少量の紫外線吸収剤の配合なら問題ないと考えがちですが、紫外線吸収剤が”複数”配合されると相乗効果が生まれ、精子にマイナスに働くことが判明しました。
(2)若い男性複数名の精子から紫外線吸収剤が検出された。
…これは、本当に恐ろしい事実です。精子の受精能力の低下はもちろん、もしこの精子が卵子に取り込まれた場合のリスクも考える必要が出てきます。
(3)現代の男性は70-80年前の男性に比べて精子が少ない、精液の量も25%減
…70-80年前はちょうど石油由来の化学物質が食品、コスメや生活用品に応用され始めた時代。その影響は少なからずあると予測します。
*環境ホルモン・・・生体の内分泌系をかく乱する化学物質。“環境ホルモン”を受けるとオスのメス化。生殖障害、悪性腫瘍、ガン、(子世代の)奇形等に影響があると報告されている。
″紫外線吸収剤″の種類と名称
「紫外線吸収剤」には様々な種類があります。また、その表示名も統一化されていません。
そこで、こちらでは日本で販売されている代表的な「紫外線吸収剤」をリストにしました。
是非、日焼け止めを購入する際に、こちらの表と商品の「全成分表示」を見比べながら、安心・安全な”日焼け止め選び”をしてみてください。
下記のリストにある「名称」が日焼け止めの「全成分」に記載されていたら、購入しないことをお勧めします
紫外線吸収剤が配合されていない日焼け止め
そもそも、「紫外線吸収剤」とはなんなのでしょうか。
一般的に日焼け止めの効果を発揮するため、化粧品には大きく分けて2つの製材が用いられます。
「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」です。
両方を配合しているものもあれば、片方のみ配合されているものもあります。
今回問題視しているのは「紫外線吸収剤」です。
「紫外線吸収剤」とは、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線が皮膚に浸透するのを防ぎます。
一方、「紫外線散乱剤」は物理的な仕組みで紫外線を散乱、反射させます。散乱剤(パウダー)が肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線からの影響を防ぎます。
環境への悪影響、ご自身の肌と健康のために、出来るだけ「紫外線吸収剤」が配合されていない日焼け止めを選ぶことをお勧めしたいです。
「紫外線散乱剤」の日焼け止め選びのポイント
「オッケー簡単!「紫外線吸収剤フリー」のものを購入すればいいのね!」と捉える方もいらっしゃると思いますが、実は紫外線散乱剤のみで作られた日焼け止めの中にも、選んでほしくない日焼け止めがいつくかあります。
- ナノ化されているもの
- スプレー式のもの(ナノ化されている可能性高い)
- 紫外線散乱剤がコーティングされていないもの
- 落ちやすいもの(OKですが、天然素材で落ちにくい”処方”にしてあるものを買った方がお得!)
そもそも、「紫外線散乱剤」は「酸化チタン」「酸化亜鉛」などが原料になっています。
「紫外線吸収剤」に比べて“白浮きしやすい”のと”汗・水で落ちやすい“のがデメリット。
期待するSPF値やPA値を求めようとすると結構白くなって、誰でも簡単に「鈴木その子」になれちゃうんだな(若い世代、わからなければ「鈴木その子 顔白い」でググってね!笑)
その対策のために紫外線散乱剤を「ナノ化」して、「スプレー式」にしたものが出回っているのでご注意を。
アメリカでの実験結果では、「ナノ化」された「紫外線散乱剤」を塗布したマウスの脳に「紫外線散乱剤」が見つかったり、「ナノ化」された「紫外線散乱剤」が皮膚から体内に吸収され、体内に腫瘍・ガンが発見される等が報告されています。
日本には日焼け止めだけではなく、ファンデーションなどにも「ナノ化技術」が応用されています。
また、化粧品に配合されている「紫外線散乱剤」の場合、活性酸素をださないタイプのものを使用している可能性は高いですが、念のため天然成分でコーティングされたものだとより安心です。(シリカ、レシチン、グリセリン(植物由来の)等でコーティングされているもの)
「紫外線散乱剤」のみで作られた日焼け止めは基本「石鹸」で落ちるので、汗・水で落ちやすいものがほとんど。ですので、落ちにくい処方になっているものを選んでみるのもポイントです。
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