こんにちは、自然療法スペシャリスト 石綿めぐみです。
「チョコレート好き」というか気がつけばいつもチョコレートを食べていて”依存”気味になっている人はいませんか?
(わたしも以前はチョコ好きがエスカレートしてほぼ毎日食べ続けていたときもありました、、、)
健康や美容などでも注目される効能もある魅力的なチョコレートですが、食べたい欲求も強くでるのでつい食べ過ぎてしまう・・・チョコレートの誘惑に負けてしまうのはなぜでしょうか?
チョコレートの原料カカオは「神様の食べもの」なんです!
古代よりラテンアメリカでは神聖な儀式に用いられ『神の食べもの』と呼ばれているカカオ!
チョコレートの原料であるカカオは、カカオポットの果樹から採れるカカオの実の中にある豆(カカオ豆)を発酵、乾燥、加熱、焙煎し食されます。
それぞれの過程でカカオニブ、カカオマス、カカオバター、カカオパウダーと分けら栄養素や効能が高いことから最近は「スーパーフード」としても人気ですね!^^
カカオニブ:乾燥させたカカオ豆を加熱させ砕き、外皮と胚芽部分を取り除いた状態のもの。(カカオバター含む)
カカオバター:カカオニブをすり潰し油脂が分離して出てくる白いバター状のもの。カカオ豆/カカオニブに約50%ほど含まれる天然の脂肪分で、低カロリーで体内に吸収されにくく太りにくい油脂。
カカオマス:カカオニブをすり潰しペースト状にさせたもの(カカオバター含む)。
カカオパウダー:カカオマスから脂肪分カカオバターを取り除いてパウダー状にしたもの。焙煎前でココアパウダーよりも残留ビタミンミネラル量は豊富。
ココアパウダー:カカオニブから脂肪分カカオバターを取り除いた後に焙煎(ロースト)しパウダー状にしたもの。
※100%カカオのみの状態で食べれるカカオニブやカカオマスは甘みのないビターチョコ。ビタミンミネラル豊富で抗酸化作用が高くピュアなスーパーフードの効果抜群でヘルシーなのでおすすめです!
ちなみにダークチョコレートには高い割合のカカオパウダー(50%〜100%)が含まれ、ホワイトチョコレートにはカカオがほとんど含まれません。
チョコレートが食べたくなる原因はストレス?文化?それとも・・・
わたしたちに特定した”欲する食べもの”があるときは、その時の身体に必要なものや不足しているものを埋めよう自然に身体が求めている衝動だといわれています。
「チョコレート欲」が強くでるときにはいくつかの理由が考えられます。
例えば・・・
・チョコレートを食べる習慣や癖
・食生活の偏り
・ストレス過多
・メンタル面の凹凸落ち込み、ネガティブ気味
・疲労感がある
・女性ホルモンのアンバランス
・文化(!)
興味深いことに近年の研究では、チョコレートを欲するのはホルモンバランスの影響(月経、妊娠、更年期など)や神経伝達物質への影響だけでなく、チョコレートを欲しやすくなるのは国ごとの”文化”が関連しているいう報告があるようです!
世界の中でもチョコレートを欲する人が多い国はアメリカ合衆国で、2004年にアメリカとスペインの男女にチョコレート欲に関して比較調査が行われた結果、スペインでは男女共にさほど変わらない割合でチョコレート欲も少なかったのに対して、アメリカは割合的に男性よりも女性の方がチョコレート欲が強い傾向がみられています。
現代の日本はアメリカ文化の影響を強く受けているので、同じように文化的にチョコレート欲が強く出やすいのかもしれません><
その衝動はチョコじゃなく砂糖とカフェインの影響かも!?
通常市販されている多くのチョコレートには、カカオパウダー/ココアパウダー/カカオバターの割合が少なく他に”風味を良くする=甘くするため”に結構な量の砂糖(甘味料)や粉乳などが混ぜられているのですが、それが罠。。。
砂糖は炭水化物のひとつであり、私たちの体の中に素早く吸収されて血糖値を上げます。砂糖を多量摂取すると脳の中でドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質が一気に分泌されて幸福感を与えてくれたり不安感を軽減させるので、糖分を摂った後に一時的にテンションが高くなりハイになる現象 ”シュガーハイ” や感覚がクセになり依存性が高くなることが科学的に証明させています。
そしてカフェイン。カフェインには脳内の中枢神経系を刺激し、ドーパミンの量を増やす作用があり私たちの気分を高め覚醒させるような感覚をもたらします。砂糖と同じようにこの感覚に身体は依存しやすいのでエネルギー不足を感じる方は常に無意識でもカフェインを欲します。
チョコレートにカフェインが含まれていることは実はあまり知られていなかったりしますが、カカオ豆からチョコレート製品化する過程でカフェイン量が減るのでコーヒー1杯分のカフェイン量と比べ10~20分の1ほどの量で少ないです。
※カカオのパーセンテージ%が高いダークチョコレートにはカフェイン量も高くなるので、スパーフードだからといって多量に食べたりはNG。カフェインに敏感な方も食べる時間帯や量に気をつけた方がよいでしょう。
これらの理由も含め、私たちがチョコレート欲が強くなるときは身体が「脳への影響」を無意識に期待しています。
ストレスを受けているもしくはストレスを強く感じている人は、そのストレスが精神面へも影響しネガティブな感情や思考になりやすく意欲不足やアンハッピーさ不安感を感じているので、チョコレートの神経伝達物質への刺激作用を好むようになります。
そして女性の方が男性よりも多い割合でチョコレートを好むのは、月経前(PMS)に脳内のセラトニンホルモンが自然と減少するので、セロトニンホルモンのアンバランスに対応しようと身体が反応するからです。
チョコレートそのものが悪者ではなく、心身の健康的なバランスが取れていないところをケアすべきということですね!
健康的にバランスを取り戻すのに大切な3つの対応法!
スーパーフードであろうとオーガニックであろうと、やっぱりどんなものでも食べ過ぎれば私たちによい影響はありません。
心と体の健康的なバランスがとれていれば、”欲する”依存性は少なくなり自然とコントロールができます。
どうしたら心と体の健康的なバランスがとれてチョコレート欲をコントロールできるか・・・すぐに実践出来る3つの対応法をおすすめします!
1、ここ1〜2ヶ月間の自分の生活を見直してみること。
2、チョコレートを違うものとスイッチする(変えてみる)こと。
3、ダークチョコレートを選ぶこと!
まず1)の生活を見直すとは、砂糖が含まれる加工食品は摂り過ぎでなかったか?1日のコーヒーやカフェインの量は増えていなかったか?緑色の野菜はバランスよく食べていたか?最近の心身のストレスレベルはどのくらいだったか?などを気にかけてみることです。
そして見直した後に自分にダメだしするのではなく、2)を実践!チョコレートを食べる前に違うものを食べる=スイッチすること。
例えば砂糖の入った食品やカフェインの摂取量が増えていたのならば、野菜、ナッツ、果物、カフェインのないハーブティーにスイッチ。
チョコレートを買う前に1)〜2)を!そして、どうしても・・・なときは3)カカオパウダーやカカオマスの%が高いダークチョコレートを選ぶこと!
カカオ分が高くなれば含まれる砂糖が少なめになるのでチョコレート=甘さを求めて食べ過ぎでしまう行為を回避するのに効果的でしょう。
古代では神様の食べものであり、現代ではバレンタインデーなど大切な人への贈り物にされるチョコレートは”愛や幸せの象徴”
自分へも大切な人へもカカオたっぷりのピュアなチョコレートを選び、健康的で美味しく幸せでいたいですね♡
自然療法スペシャリスト
石綿めぐみ
※依存性の強いものを減らしていくと禁断症状が現れることがあります。症状が強く出たり症状のコントロールが難しいこともありますので、その場合は速やかに医療機関や自然療法の専門家セラピストに相談することをおすすめいたします。
♥ 追加