こんにちは。
北欧美容研究家、佐藤ニーフェラ史枝です。
2020年1月21日(火)に駐日フィンランド大使館(東京都港区南麻布)で行われた
「フィンランドライフスタイルイベント2020」にお邪魔してきました!
北欧フィンランドといえば、ムーミン、サウナ、サンタクロースにマリメッコなど。
親しみを感じる、憧れの国ですよね
またフィンランドは世界の中でもサスティナブルな取り組みやエシカル先進国として、近年注目されています。
今回はフィンランド大使館に本国から8社が来日し、日本未上陸のフィンランド商品の魅力をご紹介くださいました。
余すところなく2回に分けてレポートさせていただきますね
今回は衣食編でご紹介します。
北欧テキスタイル・インテリア雑貨がお好きな方は必見です
駐日フィンランド大使館
駐日フィンランド大使館は、広尾駅から歩いて約5分ほどのところにあり、周りは閑静な住宅街。とても静かで穏やかな環境です。
この日は、2020年6-12月の東京五輪期間中に「フィンランド オリンピック パビリオン(メッツァパビリオン)」がフィンランド大使館敷地内に開設されることもあり、工事が行われていたので、トラックの出入りが頻繁に見受けられました。
フィンランド大使館の正門から、イベント会場に入ると、早速おなじみのキャラクターがお出迎えしてくれましたよ。
フィンランドのライフスタイルに学ぶ
午前11時に開会の辞。
駐日フィンランド大使のPekka Orpana氏によるウェルカムスピーチで開幕しました。
今回こちらのイベントに出展している企業は、フィンランドのOstrobothnia(ポフヤンマー県)の地域から参加した企業。この地域はフィンランドの中でも企業ビジネスが盛んな地域なのだそう。大使自身も、若いころトナカイの皮製品加工所で働いた経験があり、また数年ほど前に患った病をきっかけにスキンケアに気を遣うようになったという話をしてくださいました。
フィンランドの大自然が生み出す素晴らしい品質と勤勉な国民性について述べられ、いよいよ開幕!
甘じょっぱさがやめられない?!「Taiga chocolate」“SMELT FISH(ワカサギ)入りチョコレート”
タイガ チョコレート “ダークチョコレート ワカサギ入り” 100g 約1450円
今回のイベントで最も衝撃を受けた商品は、お魚入りのチョコレート。
まだ日本未発売だけど、輸入されるようになったらウケること間違いなし!だと思いますが、皆さんはどう思いますか?
このインパクトときたら、1度見たら忘れられない!
実はこちらのチョコレート、世界でいくつもの賞を受賞しているのです。
(Natural Organic Awards Asia 2018,Asia Food Innovation Awards 2019など。)
その理由はなんだか癖になる「甘いじょっぱい」美味しさ。
また、今まで捨てられていた“小さく、未熟な”ワカサギをチョコレートのトピングにすることで食品ロスを減らし、サスティナブルな取り組みを可能にしたことが評価されています。
Taiga chocolate(タイガ チョコレート)はフィンランド産の高級チョコレートメーカー。
「1口でフィンランドの大自然の恵みを味わえるチョコレート」をテーマに1つ1つ手作りされています。
トッピングはすべてフィンランド産のオーガニック原料を使用。
現在、北欧以外にはイタリア、香港、シンガポールで販売されていて、8種類のフレイバーを展開中。
ワカサギ、リンゴンベリー、ビルベリー、トナカイ肉のフレーク、シーベリー、ラズベリーホワイトチョコ、ワイルドベリーホワイトチョコ、バッタ(バッタは、今回の展示にはありませんでした!残念!)。
タイガ チョコレート ”ダークチョコレート リンゴンベリー” 100g 約1200円
ビタミン・アントシアニンが豊富な抗酸化作用の高い、北欧ワイルドベリーのチョコレートにも注目。こんなに粒が大きいベリー、チョコレートから飛び出す勢いで贅沢に入っています。
タイガ チョコレート ”ダークチョコ トナカイ肉のフレーク入り” 100g 約1200円
食べてみてびっくり。トナカイ肉のフレーク入りチョコレートはマイルドな味わいで、全く癖がありません!食べやすい。
95年続く老舗、LANKAVA(ランカヴァ)エココットン毛糸メーカー
1925年創業のエココットン糸メーカーで家族経営の会社 LANKAVA Oy。
環境に配慮されたエココットンでプレミアム品質の手芸DIYを楽しんでもらうためのエココットン糸専門メーカーで、現在世界12か国で販売されています。
LANKAVAで取り扱うエココットンは、アパレル業者などで使われなかった毛糸を集め、成形されたもの。
サスティナブルな素材で、温かみのある手芸DIY、チャレンジしたくなりますね。
フィンランドでは若い女性達も手芸が好きな方が多いんですって。
イベントでは日本オリジナルデザインとして、手芸作家のしずく堂さんによるLANKAVA(ランカヴァ)の毛糸を使った新作もお披露目されていましたよ。
フィンランドらしい独創的なデザイン!PaaPii Design(パッピ デザイン)
子供のための雑貨やおもちゃからスタートし、現在はベビー服、ウィメンズ、ステーショナリー、木製製品まで取り揃えがある、PaaPii Design(パッピ デザイン)。
PaaPiiの洋服は北欧のオーガニック認証を取得した、オーガニックコットンを用いフィンランドにある自社工場で製造されています。
時代に流されず、普遍的で独創的なデザインが魅力のブランドです。
フィンランドの自然からインスパイアされたカラフルで陽気なデザインを生み出す、アニーナさん。
たった一人でブランドのデザインをすべて手掛けているんです。
今回のイベントで目にした商品も一つとして同じデザインのものがなく、このインスピレーションはどこからくるのですか。と思わず質問してしまいました。
「フィンランドの自然の中にいると不思議なことに、次から次へとインスピレーションが湧いてくるの。
そのインスピレーションが止まることはないのよ。」と笑顔で答えてくださいました。
革製品の手袋やミトンメーカーpaccas (パッカス)
絶対にほしい!と思ったのは実はこのpaccas(パッカス)のグローブ。
トナカイの皮で出来た素材はとても暖かく、贅沢な感触でした。
何より、魅力的なのはエシカルでエコロジカルな皮素材を採用しているところ。
トナカイは自然界で生き、ストレスなく育ちます。
他の動物のように家畜する必要もないので、環境汚染へのインパクトが少ない生き物です。
食用になったトナカイの余った皮を加工し、このような素敵な手袋に生まれ変わるのです
フィンランド リネンテキスタイル メーカー JOKIPIIN PELLAVA (ヨキピン・ぺラヴァ)
1920年創業のフィンランドを代表するリネンテキスタイルブランド、 JOKIPIIN PELLAVA (ヨキピン・ぺラヴァ)。
イベントでは、バスタオル、枕、キッチンクロス、サウナ用帽子やバスマットなどが展示されていました。
中でも気になったのが、写真のようなサウナキット。
サウナに入る際に必要なグッズをこちらにすべて詰め込み準備万端です!
麻100%のタオル類は最初はパサパサとした使用感ですが、何度も使っていくうちに柔らかく、より水の吸収が早くなっていくのだそう。
現地のサウナ―は、こちらのブランド愛用者が多いそうですよ。
寿命が長くなるとも言われている、フィンランドのサウナ習慣を取り入れたくなりました。
次回は続編「日本未上陸のフィンランドのオーガニックコスメ」をご紹介します。
お楽しみに