こんにちは。
ジェロントロジスト・美容家の宮地祥子です。
日本は、蒸し暑い梅雨の季節に入りましたね。
梅雨が明ければ夏。今年の夏は、暑い夏となるのでしょうか?
そして、ゲリラ豪雨や熱帯夜なども近年よく耳にする言葉です。
異常気象とも言われていますが、地球の温暖化や生態系の変化とも関係が深く、懸念されます。
今回は、私が考えるオーガニックについて、自論をお話したいと思います。
私が考えるオーガニック
私が考えるオーガニックとは、地球とともに健やかに美しく長生きすることです。
そのため、健康長寿を追求するジェロントロジーと重なる部分が多く、同じ方向だと考えています。
近年、オーガニックという言葉は非常によく耳にします。
子どものときは、オーガニックという言葉、知らなかったですし、たとえ日本語の有機という言葉でも知りませんでした。
今では、スーパーでもオーガニックコーナーが設置されているほど身近な言葉になってきました。
オーガニックコスメという言葉も、近年耳にする言葉で、消費者からの関心も高いコスメです。
では、これらのオーガニックとは?
食べ物であればJAS認証という認証が日本にはあり、農林水産省による認証が得られると、有機JAS規格を満たす農産物としてJASマークを付与して、有機食品であることを表示できます。
これについては、農林水産省が定めるJASの規格が定められていて、規格に準拠した食品となっています。
海外にも、USDAやdemeterなど多数認証機関が存在します。
コスメであれば、有名なのはCOSMOSが認証機関として有名です。
これら認証機関は、独自の認証基準を設定しています。
みなさんは、どんなオーガニックの基準を自分の中にお持ちでしょうか。
・農薬を使わない
これが、オーガニックのイメージとして大半のようです。
みなさんは、「国連持続可能な開発サミット」というサミットをご存知の方も多いと思います。このサミットは、2015年の9月25日-27日、ニューヨーク国連本部において海外愛され、50を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されています。
その際に、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」がかかげられました。
SGDsや、それに関するロゴマークなど見かける機会が増えてきています。
(*ロゴマークは、使用に規制があるため、詳細は国連のHPをご覧ください)
ここには、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発のための諸目標を達成すべく17の目標が詳細に記載されています。
私は、先の、オーガニック=農薬を使わない というのは一部のことで、今地球レベルで持続可能な開発が必要であり、それが掲げられていると考えています。
話が少し変わってジェロントロジーですが、これは高齢化する社会において、個人と社会の加齢をさまざまな角度から考え、実践していく、あらゆる分野に関わる学問です。
人間が生まれ、成長し、そして年を重ねていく…。その生涯のすべてにおいて健康で充実した人生をおくれるように。そうしたことの実現を目指す学問。(一部山野学苑HP抜粋)
人間が健康で長生きする。
そのためには、地球が健康で長生きすることが必要不可欠。
そして、人間も地球も健やかで美しく長生きしたい。
まさに、そのために必要なことが、国連の「持続可能な開発目標」には掲載され、今も実行されています。
我々一人一人にできること
では、人間も地球も健やかで美しく長生きするために、我々一人一人ができることってどんなことでしょうか?
国連の目標は、なんだかスケールが大きな国家レベルの事と考えてしまうかもしれませんが、身近なところで、できることもたくさんあります。
例えば、
・プラスチック袋の使用を減らす
今、エコバッグという言葉は当たり前となり、エコバッグが販売されていますね。
そして、プラスチック袋は、有料となっているスーパーも多くなっています。
生分解性の低いプラスチック袋は、土に還りにくいです。残念なことに、クジラの胃から40キロ、時には80キロのプラスチック袋が発見されたというニュースを目にすると、本当に悲しいです。プラスチック袋の使用を減らすとともに、海に捨てるのは止めましょう。
プラスチック袋
・プラスチックストローの使用を減らす
年間10億本以上のストローを使用しているスターバックス、マクドナルド、日本では和民など大手飲食店企業が、環境の保全を目的にプラスチック製ストローの提供を止めると発表しています。
夏場のアイスコーヒー、美味しいですよね。私は、常温以上の飲み物のみとしているので、近年のんでいませんが、美味しさは覚えてます。
この夏、マイタンブラーにアイスコーヒー、または紙ストローはいかがでしょうか。
・夏の冷房を弱めに
夏が近ずいてきましたね。寒いほどに効きすぎている冷房を少し温度をあげてみませんか。冷えすぎた体は、自律神経の乱れにもつながりますから、自身の健康のためにも、少しだけ冷房を弱めてみましょう。
都心の夏の夜に籠る熱気も、少しは和らげることができるかも。
地球は青い。オーガニックでできている
いかがでしたか?今回は、オーガニックについて、自論を少しご紹介しました。
人間も地球も、健やかに長生きできるよう、今日からできる
小さな一歩を踏み出してみませんか。
地球は青かった
1961年、初の宇宙旅行を終えて帰還したソ連の宇宙飛行士ガガリーンの言葉です。大気圏外から初めて地球を見た感動の言葉。
地球は、太陽の光と熱、水、大地の絶妙なバランスで、多くの有機物、オーガニックを産出し続けています。
地球とともに、健やかで美しく長生きしたいですね。
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