日本オーガニックライフ協会の服部真緒です。
最近ではスーパーやコンビニでも市販の甘酒を見かけることが増えましたね。
しかし、“甘酒=健康”というイメージが先行するあまり、
甘酒の嬉しい効果を十分に取り入れられていないのが現状です。
そこで今回は、甘酒の栄養価と選び方&飲む方ポイントについてご紹介します。
そもそも甘酒って?
ここ最近、健康志向の方々の間で人気が高まってきた「甘酒」。
【甘酒は2種類】
・酒粕から作られたアルコール入りの甘酒
・米と麹とお水を入れて作られたノンアルコールの甘酒
両方とも日本が誇る発酵食品です。
特におすすめは麹から作られる甘酒。
ノンアルコールなのでお子さんも安心して食べられますよ。
そして、麹から作られる甘酒の成分は病院の点滴とほぼ同じだということをご存知でしょうか?
甘酒の主な成分はブドウ糖。
他に、ビタミンB1、B2、B6、アミノ酸、麹菌の出す酵素が30種類以上など
人間に必要な栄養素がほぼ全て入っていると言っても良いぐらいの栄養素が含まれています。
病院で打つ点滴液にはビタミン類は一切含まれていないので、
むしろ甘酒の方が栄養素が豊富かも!?
だから、甘酒は栄養の高さで、夏バテや疲労時など、
すみやかに栄養補給したい時にぴったりな飲み物なので、「飲む点滴」と呼ばれているんです。
そして、甘酒はお肌に良い栄養もたっーぷり!
甘酒の原料「麹」にはコウジ酸が含まれていて、
シミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑え、
くすみのない肌に整えてくれる働きがあります。
甘酒は夏バテだけではなく、日焼け対策としてもオススメですね。
甘酒のスゴい効能
疲労回復
ダイエット効果
便秘の解消
美肌美白効果
保湿成分
甘酒の栄養素ビタミンB群の体への吸収率は90%以上!
サプリメントなどとは比較にならないほど体への吸収率が抜群なので、食べなきゃ損!
しかし、選び方や飲み方を間違えると、
「健康のために飲んでいるのに太ってしまった!」
なんてことにもなりかねないので注意が必要です。
甘酒選びのポイント3つ
1.原料は国産米か?
輸入米には保存料や添加物が入っている可能性があります。
※個人的には無肥料無農薬の国産米を購入しています
2.砂糖は入っていないか?
甘さを増すために砂糖やブドウ糖、人工甘味料が加えられているものがあります。
3.保存料や化学調味料が入っていないか?
市販品は出来上がってから飲む人の手元に届くまで時間が空いてしまいますので、
保存料として酸化防止剤が入ってしまうのは仕方ないことだとは思います。
しかし、入っていないものもあります!
添加物の多い甘酒は、かえって血行不良や冷え性を招く恐れがありますので注意が必要です。
また市販の甘酒は、流通上、熱処理を行っているものが多いので自宅で作る甘酒もおすすめ。
お気に入りの栄養価の高い甘酒を探してみてくださいね。
まとめ
購入するときには、原材料を確認して3つのポイントをチェックして
原材料が米だけか米と米麹だけの甘酒を選ぶことで、素材本来の風味を楽しむことができます
飲み方のポイント
米麹甘酒は、糖質量が多く、そのほどんどがブドウ糖です。
そのため、ブドウ糖が多量に体内に入り、血糖の急上昇、急降下を招きます。
ですので、
糖尿病と診断されている人
高血糖を指摘されている人
血糖コントロールが必要な人
は要注意です!
体に良いからと、安易に飲まないように、
空腹時は避け、食後や間食時に少しずつ飲むようにしてみてください。
健康な方も1日の量、米麹甘酒200㎖を一気には飲まず、2-3回に分けてみて飲んでみて。
健康状態や生活習慣に合わせ、飲み方に注意しながら、甘酒を上手に取り入れていきましょうね。
次回は甘酒で血糖の急上昇を防くためのコツとレシピをご紹介させていただきます。
ライン@はじめました!
はっとりまおがオススメする体にやさしい調味料、もちろん甘酒もお伝えしています。